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プロツアー・オースティン09 2日目ブログ

 プロツアー・オースティンにようこそ! 今回の速報チームはビル・スターク、リッチー・ハーゴン、ジョシュ・ベネット、モンティ・アシュリー、マーク・カルデラロ、クレイグ・ギブソン。オースティン・コンベンション・センターからお送りします!



10月17日土曜日 午前9:52 ― ラファエル・レヴィとのドラフト

by ビル・スターク

 ラファエル・レヴィは世界最高のマジック・プレイヤーの1人であり、プロツアー殿堂に名を連ねている3人(今年の世界選手権でアントワン・ルーエルが叙勲されれば)のフランス人の1人である。プロツアー・オースティンで、彼は非常に好調な滑り出しを見せ、この第2ドラフトでは1番卓に座ることができた。個別のカードとしては黒や赤が強いというプロが多いので、自然とドラフトのアーキタイプは黒赤を目指すことになる。


1番卓にいる大物はラファエル・レヴィただ1人

 レヴィはこの一般的な判断をほぼ即座に却下し、初手で《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》[ZEN]を取るという方法で白を主張した。第1パックの間ずっと白をとり続け、最高の形で第2パックに繋ぐ。しかし彼の知らなかったところで右隣のマーティン・ジュザが赤白に進んでおり、3パック目ではカットする形になってしまう。どういう風の吹き回しかジュザが何枚ものカードを流したので、レヴィはデッキを強化することができ、かなり安定な白単デッキが組めそうな状況になった。

 デッキ構築に入り、強力なテーマを開陳する。《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》[ZEN]2枚を含む7体の同盟者、《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate》[ZEN]3枚、《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》[ZEN]2枚。《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》[ZEN]でビートすれば、この環境ではそれを止められるクリーチャーはほとんど存在しない。まして援軍にさらなる同盟者が出てくればなおのことだ。《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate》[ZEN]と《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》[ZEN]は彼の陣営を強化し、長期戦でもライフを維持してくれる。アグレッシブな同盟者を支えてくれるのが、《武装の達人/Armament Master》[ZEN]を筆頭に10体投入されているコーと、《冒険者の装具/Adventuring Gear》[ZEN]だ。これで頼りないクリーチャーも大型に早変わりというわけである。

 ドラフトでの単色デッキの欠点は、しばしば除去不足に悩まされることだ。しかしレヴィはそれにも見事に対策していた。《未達への旅/Journey to Nowhere》[ZEN]2枚、《落とし穴の罠/Pitfall Trap》[ZEN]1枚、《飛来する矢の罠/Arrow Volley Trap》[ZEN]2枚がピックしたカードの中にしっかり存在していた。ダメージレースとなると、自分のクリーチャーを減らすことなく相手のクリーチャーを潰すことが出来る《飛来する矢の罠/Arrow Volley Trap》[ZEN]はかなり優秀だ。デッキ構築が終わったレヴィに話を聞いてみると、その幸運に興奮しているようだった。「いいよ。最強だとは言わないが、充分にいいデッキが出来た」

 左右のプレイヤーについてどう感じたかを聞いてみた。右はマーティン・ジュザ、左はサミュエル・エストラッティ。

「マーティンは多分赤黒。彼が赤黒を狙っているのは1000%明らかだ。この環境で最強な組み合わせだし、俺の所には1枚も流れてきてない。早いうちに、《鞭打ちの罠/Whiplash Trap》[ZEN]2枚とかそういう青を(サミュエル・エストラッティに)流したから、彼は多分青に行ったんじゃないかな」

 彼の分析は少し外れており、ジュザは赤黒でなく白赤だった。私はもう一つ、このテーブルに何人ぐらい白を取っているプレイヤーがいると思うか聞いてみた。「多分俺の他にはあと1人だけいるんじゃないかな」

 オースティンに来る前に、ゼンディカーでドラフトした回数は何回ぐらい?

「平均程度だよ。10〜20ってところ。白単を前にもドラフトしたんだけど、っていっても1回だけだけど、いい手応えを感じたんだ。赤単とか黒単とかもドラフトしたことがあるし、それも本当にいい感じだったよ」

 この環境全体を見て、どんな戦略がある?

「攻撃的なのが一番だね。カーブと攻撃性、これがこの環境の鍵さ」

 あと3回戦、ドラフトは後半戦を残している。この殿堂者の分析が正しいかどうかはその後で明らかになるのだ。

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