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ビル・スターク
2009年10月18日日曜日
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| プロツアー決勝に臨む池田 剛とブライアン・キブラー |
このプロツアー・オースティンもいよいよ最後、二人の殿堂入り候補を迎えての決勝戦となった。池田 剛はグランプリ新潟の優勝ベルトをひっさげ、ブライアン・キブラーも前回のプロツアー・ホノルルでTop8入りしたばかり。二人とも殿堂入り候補になっているし、今日の勝利は2010年度の票獲得につながるだろう。
開幕《野生のナカティル/Wild Nacatl》の池田、しかし基本土地の《森/Forest》のみでは小さな1/1だ。次のターンに《湿地の干潟/Marsh Flats》を生け贄に捧げて《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》を探し、猫も3/3にパワーアップだ。2匹目の猫は《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》だったが、ナカティルのアタックはスタック上の賛美を解決する前に相手の《稲妻/Lightning Bolt》で破壊された。
アメリカ選手は3/4の《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を戦場に出し、池田の軍勢の足止めを狙う。しかし、日本選手は《流刑への道/Path to Exile》を唱え、群れ魔道士で3点アタック。戦闘後に《密林の猿人/Kird Ape》を加えてターンを終えた。土地の増えたキブラー、デッキには《悪斬の天使/Baneslayer Angel》なども入っているが、この場は土地と《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》でエンド。コンフラックスのレアカードは、墓地のフェッチ土地2枚で4/4になっている。
2枚目の《流刑への道/Path to Exile》で脅威を退けたものの、池田はクリーチャーが追加できない。アタックして相手のライフを11にする。アンタップしたキブラーは《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を唱え、兵士トークンを作り、《タルモゴイフ/Tarmogoyf》2号を出した。池田は、なんと、3枚目の《流刑への道/Path to Exile》を《タルモゴイフ/Tarmogoyf》に使う。もう基本土地が残っていないキブラーは微笑むのみ。
池田は《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》を唱え、次のターンに《密林の猿人/Kird Ape》に装備してアタッカー2体をレッドゾーンに送り出した。キブラーは《稲妻のらせん/Lightning Helix》で猿人を除去し、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》の2点を受ける。兵士トークンを増やし、戦場に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を加える。押し切りたかった池田だが、第1ゲームはつらくなってきた。《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》に《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》を装備してアタック、猫を喰った《タルモゴイフ/Tarmogoyf》に十手のカウンターを使ってとどめをさす。
兵士トークン2体で池田にアタックし、キブラーは《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》の忠誠カウンターを六つに増やす。決勝の舞台でプレインズウォーカーの究極奥義が炸裂するのだろうか?何も引けない池田はトークン3体の攻撃を受ける。キブラーは4体めを作ってターンを返し、池田はそのアンタップの兵士を《稲妻のらせん/Lightning Helix》で倒す。
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| かたや笑顔で、 |
ピンチの日本選手、なんとか《密林の猿人/Kird Ape》引き、十手を装備させた。こうなると良く考える必要のあるキブラー。相手の《密林の猿人/Kird Ape》に《流刑への道/Path to Exile》を使うことにしてトークンでアタック、十手の残ったカウンターで兵士を1体失う。戦闘後に《野生のナカティル/Wild Nacatl》を唱え、兵士の補充をすると、ついにエルズペスの忠誠度が8に達した。
相手のおかげでようやく《幽体の行列/Spectral Procession》の白マナが足りた池田は対エルズペスのトークンを3体並べる。祈りつつターンを返すが、キブラーは引いたカードに目を見開く。待望の《罰する火/Punishing Fire》が戦場の複数毎の《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》と合わさり、相手のトークンを打ち落とす。アタックは6点。
池田は2枚めの《幽体の行列/Spectral Procession》でもう3体トークンを出し、十手を装備させてタップアウトする。アンタップしたキブラーは《罰する火/Punishing Fire》で装備したのを含めてトークン2体を焼き、レッドゾーンに進入した。ブロックせずダメージを受ける池田。残ったトークンに十手を装備してアタックしたが、相手に《流刑への道/Path to Exile》を1/1に使われると、投了した。
ブライアン・キブラー 1 - 池田 剛 0
次の2ゲームめのシャッフルをする二人、キブラーがこの週末にスリーブが破れまくった話をしている。ライブのキューの合間にも一枚交換するくらいだ。
両者初手を取り、キブラーは戻して6枚にした。カードを広げてシャッフルする。と、キブラーはまたスリーブを破ってしまった。思わず笑う二人。このTop8の最中にも相当な枚数のスリーブが破れたことだろう。
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| かたやスタイリッシュに。 |
「そのスリーブのメーカー、社長が友達なんだよね。」と言いつつ池田、初手をキープする。
戦場に一番乗りしたのはキブラーの《貴族の教主/Noble Hierarch》だが、0/1には池田の手札から《稲妻/Lightning Bolt》が落ちた。続いてキブラーは《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を試す。相手のインスタントと《湿地の干潟/Marsh Flats》のおかげで3/4だ。《野生のナカティル/Wild Nacatl》を唱えた池田は相手のアタックをブロックしなかった。戦闘後にキブラーは《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を追加する。こうなると《流刑への道/Path to Exile》が欲しい池田。
《乾燥台地/Arid Mesa》をプレイして池田は次の行動を熟考する。そして、出した結論は・・・何もせずにエンド?相手の《稲妻/Lightning Bolt》で《野生のナカティル/Wild Nacatl》を破壊され、アタックを受けてライフが8に、フェッチして7点に。手札的に必要なのか、《霧深い雨林/Misty Rainforest》で《寺院の庭/Temple Garden》、さらに《乾燥台地/Arid Mesa》で《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》も持ってきてライフが6点になった。
だが、ドローで白マナも4枚目の土地も引けなかった池田は《幽体の行列/Spectral Procession》を唱えられず、キブラーの《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》に《稲妻のらせん/Lightning Helix》を打ち込むしかできない。これでライフは8まで増えたが、《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》と《タルモゴイフ/Tarmogoyf》で減った残りは、《罰する火/Punishing Fire》が削ったのだった。
ブライアン・キブラー 2 - 池田 剛 0
今度は池田がマリガンする番だった。初手をデッキの上に戻し、相手もどうかと窺うと、すぐに倣うキブラー。笑顔とともに「これで平等だろ」。
双方次の6枚には納得したが、1ターンめに動けたのはキブラーだけ。《貴族の教主/Noble Hierarch》を唱え、アクセルを踏みこむ。池田はじっくりと考え、2ターンめは土地をプレイするのみでエンド。相手の《貴族の教主/Noble Hierarch》を没落させるべきか悩んでいるように見えたが、何もしない。
ともあれ、キブラーは3/3の《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》を唱えることに。池田が《稲妻/Lightning Bolt》か《稲妻のらせん/Lightning Helix》を持っていたら、大きくなる前に除去されてしまう危険のあるプレイだ。Zooのミラーマッチでは、戦場のクリーチャーのサイズで優っていれば有利なのだから。伊達に殿堂入り候補じゃないわけだ。池田も同じ行動をとったが、キブラーより大きな4/4だ。
キブラーは土地を引けずに、二人めの騎士を召喚する。戦場と言うよりも円卓か。相手は《田舎の破壊者/Countryside Crusher》を呼び出そうとするが、足りない赤マナを用意して欲しいと、儀礼的に指摘するキブラー。池田は《乾燥台地/Arid Mesa》をあえて使わず、代わりに《密林の猿人/Kird Ape》を唱える。
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| 円卓は踊る |
池田のターン終了時、キブラーの一人めの騎士が《平地/Plains》を接収して《寺院の庭/Temple Garden》を建てる。これで騎士たちは5/5へと成長し、その気になれば毎ターン+4/+4できるようになった。そのタップアウトの隙を狙い、池田は《山/Mountain》をフェッチしてキブラーの《貴族の教主/Noble Hierarch》に《稲妻/Lightning Bolt》を落とす。
アンタップしたキブラーは《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》をプレイ、マナを全てタップする。騎士に《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》を《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》に変えさてマナを増やし、《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》を唱えた。勇敢なプレインズウォーカーはまず戦場に兵士を投入して自らを池田の攻撃から守り、キブラーはターンを終える。池田はターン終了時に《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》を《霧深い雨林/Misty Rainforest》に変え、それを《寺院の庭/Temple Garden》にする。ここらで仕掛けて1勝をものにしたい。
ゆっくりと、ライブラリのてっぺんをたぐり寄せる池田。静かにカードをめくり、さきほどの《田舎の破壊者/Countryside Crusher》を唱えた。何か対応できないかと一瞬停めるキブラー、だがそのまま戦場に登場させる。他に行動のない池田はキブラーにターンを返した。
キブラーはエルズペスに騎士の一人に《天使の祝福/Angelic Blessing》を与えさせ、その後に《タルモゴイフ/Tarmogoyf》と《野生のナカティル/Wild Nacatl》を唱えた。《田舎の破壊者/Countryside Crusher》で土地は公開されず、池田は《稲妻/Lightning Bolt》を手に入れる。ブロック用に《幽体の行列/Spectral Procession》を並べ、キブラーのエルズペスで6/6になった《野生のナカティル/Wild Nacatl》をチャンプブロック。《田舎の破壊者/Countryside Crusher》は次は1枚だけ土地を掘り、池田は引いた《密林の猿人/Kird Ape》を出したターンを終えた。
《罰する火/Punishing Fire》で1/1スピリットを吹き飛ばすキブラー、戦場に残るは1体。アンタップすると、《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows》をタップして池田にライフを与え、墓地の《罰する火/Punishing Fire》を『バイバック』して最後の飛んでいるブロッカーも排除すると、祝福されし《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary》が勝利をもたらした。最後まで見届けた池田、勝者を讃えて握手の手を差し出す。
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ブライアン・キブラー、3-0で池田 剛を破りプロツアー・オースティン優勝!
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