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モンティ・アシュリー
2009年10月17日土曜日
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| ジュザとレヴィの対決となれば、無観客試合であってもお伝えせねばなるまい! |
初手にピックした優良なカードをその後もうまく拾い集めることが出来るような展開、それは往々にしてドラフトに成功している兆候であると考えて良い。今回の記事の登場人物、チェコ共和国のマーティン・ジュザは、初手でピックした《業火の罠/Inferno Trap》の双子の兄弟を2パック目で見つけることができたため、彼のデッキは「ダブル・インフェルノ」という素晴らしいものになった。対するフランスの殿堂者ラファエル・レヴィも《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》を第1パック初手と第3パック二手目に、さらに《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost》を第1パック3手目と第2パック初手にピックしている。
これは暫定ながらスコアボードで4位と5位に位置しているというプレイオフ進出有望な二人によるものであり、果たして彼らが栄光のプロツアーサンデーまでたどり着けるかどうかを占う重要な一戦でもある。さあ、試合を見てみよう。
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| チェコ共和国のマーティン・ジュザ |
ジュザは二匹の《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》を従え、《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》と《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate》という「同盟者」たちが待ち受けるレヴィ軍へとおどりかかった。愚かにもブロックを試みた《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate》を《殺戮の叫び/Slaughter Cry》によって血祭りにあげるジュザだったが、続くターン、レヴィも《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》に《冒険者の装具/Adventuring Gear》を纏わせて3点アタックで逆襲する。
両者ともにゼンディカーの主要メカニズムのひとつである「上陸」を駆使する中、ジュザは盤面にさらなる上陸カード《ゼクター祭殿の探検/Zektar Shrine Expedition》を設置。レヴィも《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost》を召喚するが、これだけではオオヤマネコたちの猛攻を踏みとどまらせるには至らない。レヴィが「ブロックなし」を宣言すると、ジュザは「フェッチランド」《乾燥台地/Arid Mesa》を起動してオオヤマネコたちをさらにパンプアップする。レヴィは《冒険者の装具/Adventuring Gear》を《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost》へと装着し直してから上空でアタックし、「同盟者」である《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》を召喚して《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》の能力でライフをわずかに回復した。
ジュザは《噴火滑り/Geyser Glider》と《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost》を自陣に追加してからテーブルの反対側に手を伸ばし、レヴィの陣営のカードのテキストをしげしげとながめた。そして、《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin》について感想を一言。「・・・このカードはめちゃ弱いね!」
ここでのレヴィの反応はというと・・・彼はいかにもフランス人らしく肩をすくめるだけだった。レヴィは残りライフが8点しかない上に、デッキに採用したカードを年下の対戦相手にコケにされているのだ。
ジュザは続くターンも土地を置いて「上陸」を発動し、全軍での突撃を敢行するか否かを考え込んでから、飛行軍団のみでのアタックを宣言した。《噴火滑り/Geyser Glider》と《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost》が上空から突撃。ここでレヴィは対抗策を講じるために考え込み、ジュザはそれを緊張した面持ちで見守る。もっとも、ジュザが緊張しているかのように見えるときは、事態は彼にとってそれほど悪い方向には向かっていないのかもしれない。
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結局、ここでレヴィはダメージを受けることを選択して残りライフが1点に。これを受けて、ジュザは《猛火の松明/Blazing Torch》をレヴィ本体にむけて投げつけ、勝利を飾った。
ジュザ 1, レヴィ 0
レヴィは初手7枚を苦悶の表情で見つめ、断腸の思いで決断を下すことになった。彼は(・・・土地が1枚しかないものの)極上のスペル6枚が満載された手札を諦め、新たな6枚に賭けたのだ。そしてマリガン後の6枚の内容を確認するや、またしてもレヴィは肩をすくめてみせるのだった。
第1ターンはお互いに「上陸」関連カードの展開となった。レヴィが《冒険者の装具/Adventuring Gear》、対するジュザが《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》。さらにジュザは2ターン目に二匹目の《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》を召喚する。ジュザはクリーチャー召喚後に土地をプレイしており、つまり「上陸」能力によるパンプアップを最大限活用すべく心がけていることは明白だった。ちなみに、この第2試合を通じて、ジュザは毎ターン土地を置くことに成功することになる。そんなジュザは3ターン目にも《平地/Plains》を置いて《コーの飛空士/Kor Aeronaut》を展開し、オオヤマネコたちで4点アタック宣言。
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| フランスのラファエル・レヴィ |
《山/Mountain》と《乾燥台地/Arid Mesa》をプレイしたジュザがコンスタントに4点ずつダメージを刻んでくるのに対して、レヴィも《コーの空漁師/Kor Skyfisher》と《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》を召喚する。しかし、「フェッチランド」による追加の《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx》のパンプアップを構えているジュザを前に、レヴィは土地が伸び悩み、状況をなかなか打開できない。ジュザは《柱平原の雄牛/Pillarfield Ox》召喚のために《乾燥台地/Arid Mesa》を使用したというのに、この段階でレヴィの土地は《平地/Plains》と《カビーラの交差路/Kabira Crossroads》だけだ。
なんとか土地の3枚目を引き当てたレヴィは《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate》を戦場に呼び出し、《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》をひとまわり逞しく強化した。しかしながら、レヴィが攻勢に転じることができないという状況は変わらない。そうこうするうちにレヴィの《コーの空漁師/Kor Skyfisher》が《業火の罠/Inferno Trap》で焼殺され、盤面に存在する唯一の飛行クリーチャーがジュザの《コーの飛空士/Kor Aeronaut》だけとなり、レヴィの残りライフはたったの6点となってしまった。レヴィは《オンドゥの僧侶/Ondu Cleric》の能力で残りライフを9点にまで回復し、《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》には+1/+1カウンターが3つ、《マキンディの盾の仲間/Makindi Shieldmate》にも+1/+1カウンターが2つ載ることになった。
続いてジュザが飛行部隊に加えた《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost》はただちに《未達への旅/Journey to Nowhere》で対処されてしまったが、《コーの飛空士/Kor Aeronaut》のダメージによってレヴィのライフは残り7点に削り落とされる。さらに戦闘後にジュザは《コーの奉納者/Kor Sanctifiers》を召喚して《未達への旅/Journey to Nowhere》を破壊し、《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost》を舞い戻らせた。
レヴィも4体目の「同盟者」召喚によってライフを回復しつつ《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster》を強化したものの、結局、ジュザが編成した空軍の前に投降を余儀なくされてしまった。
ジュザ 2, レヴィ 0