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ジョシュ・ベネット
2009年10月17日土曜日
この二人のプレイヤーがアリーナで戦っている理由の説明など不要だろう。キブラーは純粋に8-0というスタートであり、渡辺も7-0-1だったということは、つまりは、彼らは対戦する運命にあり、そして誰もが不敗の名誉を得るのがどちらかを知りたいのだ。彼らのデッキはどちらも非常にエキサイティングで、なおかつ第1ドラフトの圧勝の再来を想起させるだけのものだ。キブラーはこの環境でもっともお気に入りだろいう赤黒の攻撃的なデッキを構築し、渡辺は青緑を使用している。
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| そうです。渡辺はたしかに言ったのです。 「ぅっりゃぁぁ」と。 |
キブラーはダイスロールに勝利し、早速《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》を送り出した。渡辺にとって幸運な事に、キブラーは2ターン目と3ターン目に続くアクションを起こすことができない。キブラーのターンエンドに渡辺は《乱動への突入/Into the Roil》で吸血鬼を送り返し、さらなる時間を稼ぎだした。渡辺はアンタップすると《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid》をキャスト。対して、キブラーは《刃牙の猪/Bladetusk Boar》をキャストして盤面の脅威を取り戻す。
渡辺はゲームを大きく変える1枚を投下。そう、4ターン目の《ベイロスの林壊し/Baloth Woodcrasher》だ。キブラーは大げさに眉を上げると、今度は不快げに眉をしかめた。キブラーは3点のダメージを与えると、《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword》と《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》を並べた。
キブラーにとって不幸なことに、渡辺は必要そうなものをすべて持っているようだった。続いて《放牧の林鹿/Grazing Gladehart》をキャストすると、上陸の後に、大きく悪くなった《ベイロスの林壊し/Baloth Woodcrasher》で8点のダメージを叩き込む。そして、2体目の《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid》をキャストするとターンを返した。貴ブラーは《刃牙の猪/Bladetusk Boar》で攻撃すると、《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper》をキャスト、2マナを残してターンを終了したが、非常に悪い知らせが待っていた。渡辺は《ベイロスの林壊し/Baloth Woodcrasher》のための追加の土地は持っていなかったが、その代わりに《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》を持っていたのだ。
「それを取ったのは君なのか!!!!!!」
渡辺はニンマリと笑うと、「ぅっりゃぁぁ」という咆哮とともに、彼の軍勢を横向きにしたのだった。
渡辺 1 - キブラー 0
キブラーは、2手目で《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》をスルーした。彼は非常に多くのドラフトの練習をしていたにも関わらず、この神話レアを使ったことも使われたことも無かったのだ。キブラーは、テキストを読んで、このカードが病んでる効果をもっていることは理解したのだが、彼の経験上ではこの環境はクリーチャー同士のつぶし合いが多く発生し盤面がばらけやすいことから利用に耐えないだろうという理由と、そのパックで彼にとって最高にして最高のカードである《見栄え損ない/Disfigure》があったという理由からこのカードを送り出すことにしたのだった。最初、キブラーはこう言った。「そのカードがあたかも《踏み荒らし/Overrun》のように機能するほどのクリーチャーを揃えられるようには思えないんだが…」
「君がそれをピックしたのは……6手目?」
「そうっす」渡辺は答え、ニヤリと笑った。
「いいだろう……たしかにそれは《踏み荒らし/Overrun》だったんだからな!」
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| ブライアン・キブラーはまさかと思うけれど本当に呪文を使えなかったのだ。 |
キブラーはマリガンして、6枚の手札をキープ。開幕を《グール・ドラズの吸血鬼/Guul Draz Vampire》で飾り、続いて《巨大蠍/Giant Scorpion》と続けた。渡辺は3ターン目に《緑織りのドルイド/Greenweaver Druid》をキャストするが、キブラーは遅れてきた《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》と《血の求道者/Blood Seeker》で返すのみ。渡辺は素早くなんかしらの計算をした後、《放牧の林鹿/Grazing Gladehart》に続いて土地をセットし、《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse》をキャストした。
キブラーは《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》や《巨大蠍/Giant Scorpion》を倒し、そして《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse》を《吸血鬼の一噛み/Vampire's Bite》が突き破った。渡辺は土地をプレイしたことで7マナに到達したのだが、なにもしないでターンを終了した。
「《コブラの罠/Cobra Trap》を使おうっていうんだろ?一体俺をどんな罠にひっかけるつもりだい?」
彼はこの先なにがおこるか困惑したが、肩をすくめると《巨大蠍/Giant Scorpion》と《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》を押し出した。渡辺が2体を通すと、キブラーは安堵の表情を浮かべた。しかし、彼の表情は、渡辺がエンドステップに《コブラの罠/Cobra Trap》をキャストしたことで困惑のものへと代わることとなる。渡辺は《血の求道者/Blood Seeker》から4点のダメージを受けると、アンタップの後に、《砕土/Harrow》によってそのダメージを帳消しにした。
「俺の《血の求道者/Blood Seeker》は何の役にもたちやしねぇ」とキブラー。
彼の苦難はそれだけではなかった。《エルドラージの碑/Eldrazi Monument》が降臨すると、渡辺のウィニーたちは一気に変化する。キブラーは素早く数えた。
「うわ、13点…それで全部かい?」
これで彼のライフは4になり、《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator》の最後になる侮辱行為がライフを3にする。キブラーは手札を広げた。
渡辺 2 - キブラー 0
試合終了後、彼らは例のブツがいかに「不要」であるかについて笑いあった。
「いえいえ、最高のカードです!」と渡辺 雄也。
「そうだな、今ならわかるよ!俺に必要なのはG.I.ジョーのTシャツなんだ」とブライアン・キブラー。